2015年08月20日 徒然日記

禊鎮魂錬成研修会

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去る、8月19日(水)20日(木)の両日、天理市に鎮座する石上神宮において奈良県神道青年会主催「禊鎮魂錬成研修会」が開催され近畿二府四県より26名の青年神職が集い充実した研修期間を過ごしました。

残暑尚厳しい中での研修でありましたが、石上神宮禰宜 森好央先生(神社本庁錬成行事助彦)より同神宮に古くから伝わる鎮魂行法をご指導頂き、また実際に同神宮拝殿にて鎮魂行法をさせていただけたことはとても貴重な体験であり、森厳なる境内での時間はとてもゆっくりと流れていくように感じられました。

同じく夕朝に行われた禊行法は、布留山の清水を汲み入れた禊場にてに行われました。境内には受講生全員の鳥船行事の息の合った声が響き渡り、澄み切った水に浸かっての大祓詞奏上は大変清々しいく、こちらもまた日頃の神社奉仕とはまた趣が異なったものであり有意義な時を過ごせました。

また初日の夕刻には当会恒例の勉強会が併設されており本年は終戦70年の節目の年ということもあり、当会OBで橿原神宮権禰宜であり元陸上自衛官というご経歴の金澤明信先生をお迎えし講話を拝聴しました。

自衛隊訓練時代に於いて、自衛による緊張感、空腹感等で極限状態に置かれた体験を下に、「身近にある幸せについて」講話され、一同『感謝』の精神を再認識する勉強会となりました。

毎年この研修は一泊二日と限られた時間ではありますが、各神社に奉務される方と同じ目標に向かい寝食をともにするまたとない機会でもあります。次年度も開催を致しますので多くの青年神職皆様のご参加お待ちしております。